
私たち株式会社FARM1739は、栃木県那須町でお米作りを続けて、150年以上の稲作ファームです。
2021年に農地所有適格法人化し、150年間で初めての女性代表となりました。認定農業法人です。
現在は、ディズニーランドの約半分、約24haの田んぼで米作りを行っています。
また、作業受託などを含めると、合計で33haほどの面積で作業を行っています。
田んぼから見上げれば、那須五連山がそびえ立ち、山頂から冷たい清流が流れています。
那須は、本州最大の酪農地帯が広がって、農業と畜産が結びつき、100年以上にわたり、循環型農業が営まれてきました。
「おいしい水」と「肥沃な大地」
おいしいお米が出来る条件は最大限に整っていますが、更に、食べる人の健康と環境に配慮して栽培方法にこだわり、無農薬・無肥料米、特別栽培米、低農薬米を育てています。


昨今、少子化や食文化の変化、更にコロナの影響が拍車をかけ、お米離れが急速に進んでいます。
担い手不足も深刻で、2050年には農業人口が400人に1人になると言われています。
これまで、多くの農家はBtoBを主体に「エンドユーザー不在」の農業を行ってきました。
その結果、農業への理解が少なくなり、特にお米は顧客のニーズを深く把握しない生産により生産過剰が続き、販売価格の下落が顕著に表れるようになりました。
私たちは、生産と消費の分断が農業への関心を薄めているという問題意識を持ち、架け橋になるべく「農業体験」や「田んぼでカフェ」「田んぼでCAMP」を開催したり
那須のホテル(星野リゾート リゾナーレ那須)とのコラボ企画「お米の学校」を運営するなど、農地を新たな魅力ある場所として開放する活動を行っています。
SNS等ネット上でも、農業の現状を継続的に発信しており、ネットとリアルを融合する動きを積極的に進めています。


私たちは稲作農家ですが、米を生産する事だけを目標にはしていません。
水田は、お米生産以外にも「生態系」や「水」「風景」などSDGs的側面が強く、地域コミュニティにとって重要な役割を担っています。
地域とともに、持続的に農業を維持し、発展・進化していく活動を行うことが、私たちのミッションです。
「米をつくるな、未来をつくれ!」の精神で、「希望ある社会」の実現の一助となることを目指します。